鉄鋼スラグとは鉄を製造する際に発生する副産物ですが、路盤材やセメント、土木用骨材として広く使用されております。近年では脱炭素取組みの一環としてブルーカーボンへの貢献でも期待、注目されています。松山支店では鉄鋼スラグ製品を愛媛県や広島県を中心に広く取扱いを行っております。また「循環型社会形成推進基本法」の基本理念に基づき、廃棄物の減少・再生利用拡大・リサイクル向上に取り組んでおり、リサイクルプラントでは解体工事等で発生した廃コンクリートや廃アスファルトを破砕・粒度調整し、新材に劣らない品質の再生砕石の資材に再生し、販売しております。
【収集運搬及び中間処理 許可番号】
愛媛県 | 収集運搬 | 3807006312 |
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中間処理 | 3825006312 | |
松山市 | 収集運搬 | 8911006312 |
中間処理 | 8921006312 |
なお、鉄鋼スラグ製品販売に関しては、使用する皆様に鉄鋼スラグ製品の特性を活かした適切なご利用をしていただくために鉄鋼スラグ協会作成の「鉄鋼スラグ製品の管理に関するガイドライン」に沿って、遵守すべきことをマニュアルに定め、販売活動、管理を行っております。
鉄鋼スラグには、高炉スラグと製鋼スラグ(転炉系スラグ・電気炉系スラグ)があります。
鉄鉱石は高炉で鉄と鉄以外の成分に溶融分離されるが、鉄以外の成分は、副原料の石灰石やコークス中の灰分と一緒に高炉スラグとなり分離回収されます。
この高炉スラグは天然の岩石に類似した成分を有し、銑鉄1t当たり約290kg生成します。高炉から取り出されたばかりのスラグは約1,500℃の溶融状態ですが、冷却の方法によって、以下の2種のスラグになります。
徐冷スラグ(徐冷処理)
溶融スラグを冷却ヤードに流し込み、自然放冷と適度の散水によって冷却すると、結晶質の岩石状のスラグとなります。これを徐冷スラグと呼び、所定の粒度に加工して、道路用・コンクリート用粗骨材などに利用されます。
水砕スラグ(急冷処理)
溶融スラグに加圧水を噴射するなどして、急激に冷却すると、ガラス質(非結晶)の粒状スラグとなります。これを水砕スラグと呼び、セメント用、土工用などに利用されるほか、加工することでコンクリート用細骨材としても使用されます。
再生砕石は、主に公共工事、民間解体工事の施工に伴い発生するがれき類を廃棄物処理法に基づき受け取りした原料(コンクリート殻・アスファルト殻)を固定式プラントで破砕・選別し製造しています。一部鉄鋼スラグ製品であるCS-30等を混合して製造する製品もあります。
いずれの製品も、土壌汚染対策法に定める環境品質を満たしたものを出荷しております。
【再生砕石(建設工事の路盤材・基礎材・裏込め材などに使用)】
RC-30
RC-40
【再生粒度調整砕石(主に路盤材(上層路盤材)として使用)】
RM-25
再生砕石の製造フロー【松山ニューバラスセンター】
外港製品ヤード
【営業品目】
鉄鋼スラグ製品販売 | HMS-25 |
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MS-25 | |
カタマ®SP (簡易舗装材・防草対策材) |
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再生砕石製造販売 | RM-25 |
RC-30 | |
RC-40 | |
廃棄物引取り (積み替え保管) |
廃コンクリート引取り |
アスファルトがら引取り | |
フェロニッケルスラグ製品販売 | グリーン・サンド (アスファルト合材用細骨材、クッション材) |
西条ニューバラスセンター
【営業品目】
鉄鋼スラグ製品販売 | HMS-25 |
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MS-25 | |
溶融スラグ販売 | メリッサ (クッション材、埋戻し材) |
再生砕石製造販売 | RM-25 |
RC-30 | |
RC-40 | |
産業廃棄物中間処理 | 廃コンクリート引取り |
アスファルトがら引取り |
松山ニューバラスセンター
【営業品目】
鉄鋼スラグ製品販売 | HMS-25 |
---|---|
MS-25 | |
溶融スラグ販売 | – |
再生砕石製造販売 | RM-25 |
RC-30 | |
RC-40 | |
産業廃棄物中間処理 | 廃コンクリート引取り |
アスファルトがら引取り |
磯浦ヤード
大可賀ヤード