銑鋼一貫製鉄所である日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区内の製鉄関係作業を担う製鉄事業部は、35t~50tクラスの超大型ダンプ11台を含め約50台もの大型重機を駆使して製鉄所内の設備の稼働を支えております。また日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区より一部設備の運転を委託されたり、自社設備によるスラグ処理作業や製鉄所内のベルトコンベアのベルト交換や設備の保全作業にいたるまで鉄鋼石から鉄を作る工程のほぼ全般にわたって深く関わっております。
製銑工程
高炉に鉄鋼石とコークスを入れて高温に熱することで鉄鋼石を溶かし、溶銑(鋼になる前の鉄)とそれ以外の不純物(=スラグ)に分離して、取り出します。
製鋼工程
高炉で分離した溶銑を転炉に装入して昇温、脱リン、脱硫、脱炭の処理を行い、さらに不純物を取り除きます。ここで不純物を取り除いた溶銑は溶鋼になります。ここで発生した不純物は転炉スラグと言いスラグ製品製造工程へ行きます。
50tスラグダンプ | 4台 |
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35tスラグダンプ | 7台 |
荷台分離型特殊ダンプ | 5台 |
ブルドーザー | 3台 |
ホイールローダー (10t~15t級) |
14台 |
油圧ショベル | 9台 |
大型ダンプ その他車輛 | 20台 |
製鉄地金プラント | 1式 |
スラグ処理プラント | 1式 |
製団設備 | 1式 |
35t積みスラグダンプ
50t積みスラグダンプ
プラント運転室
ブルドーザー
荷台分離型特殊ダンプ
大型ホイールローダー
東方金属の製鉄事業部は日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区内で製鉄作業の一部を担っておりますが、製鉄に欠かせない重要な設備の保全作業もまた主な業務の1つです。その業務は主に設備保全部門とベルト販売部門、建設関連の作業など多岐にわたり、それらの分野では日本製鉄から大きな信頼を得ております。銑鋼一貫製鉄所である日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区は24時間365日の設備の安定稼働が前提であるので、東方金属も24時間365日対応し、すばやく正確な作業で設備の安定稼働に貢献し、鉄作りを側面から支えております。
設備保全部門
鉄を作る重要な設備の機械補修、部品の交換、給脂、異物除去等のメンテナンス作業
【転炉の補修作業】
【ワイヤー交換作業】
ベルト販売部門
日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区に無数に通っている、原料(鉄鋼石など)を運搬するベルトコンベアのベルトの販売及び取り替え、保全までの一貫業務を東方金属で行っております。
【ベルト取り替え作業】
起重機関係全般及びワイヤー交換作業